投稿日:2022.10.17
暮らしを楽にするお片づけ術 Vol.2
暮らしのヒント
前回大好評だった「暮らしを楽にするお片づけ術」。
2回目となる今回は、処理に困りがちな
学校などからから子どもが持ち帰ってくるプリントの整理術と
玄関クローゼットの活用術の2本立てです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
その1・もうなくさない!プリント収納術
お子さんが学校などから持ち帰るプリント
必要な時にすぐに見つからなかったり、冷蔵庫にとりあえず張り付けたけど見栄えが悪かったり
管理に困ることありますよね?
そこで便利なのがファイルボックスです。
ファイルボックスは、サイズや色もさまざまなので
子どもぞれぞれにボックスを作り色分けしたり、
中身が見えるクリアカラーなら、ペーパーナプキンなどでアレンジしても素敵ですね。
中が見えないボックスの場合は、
ラベルを貼って中身を書いておくと管理しやすいです。
①お子さんごとに用意したファイルボックスの中に、個別フォルダを入れ、一番手前に「TO DO」フォルダを設置。
②子ども達がプリントを持ち帰ってきたら、まずはここに入れてもらいます。
③ママは空いた時間に毎日ここをチェック!
提出が必要なものはその部分を切り取り、残りの切れ端をフォルダに仕分けていきます。
POINT① わかりやすくする工夫が大事
整理が苦手な方は、細かくきちんとフォルダをつくると探しやすくなります。
○○関係や○○他のような、ざっくりとした仕分け方はNG。
個別フォルダは、マスキングテープなどで色分けしておくと
お子さんも自分のフォルダがわかりやすいですね。
手前から奥へ、今週のこと~今月のこと~卒業まで~といったように
必要になる時期ごとに整理し並べていくとわかりやすいです。
確認したい時や、行く前日にも、そのフォルダを覗けばOK。
もう、迷子のプリントはなくなりますね。
期日を過ぎたものから処分
行事の案内など、寿命が短い情報系プリントは期限でさよならしてください。
年間行事予定表・連絡網など、出し入れの少ないプリントは、ポケットファイルで別に管理してもOK。
小テストなども復習が終わればさよなら。
ママの思い出の品ならば量を決めて、思い出コーナーへ移動しましょう。
POINT② 続けるには声掛けも大切
「プリントをボックスに入れておいてね」という声掛けや
「○○ちゃんがきちんと収納してくれているから助かるわ」など
ちょっとした声かけでモチベーションがUPします。
また、お子さんの好みに合う色やデザインのボックスを一緒に選ぶのも効果的!
親子で楽しみながらお片付け、始めてみてくださいね。
その2・シューズクロークの上手な使い方
シューズクロークは、家族のライフステージやライフスタイルによって収納する持ちモノが大きく違ってくるため、改めて収納計画をしっかり立て直すことをおすすめします。
半間の間取りに、奥行き45cmの棚板が4枚あるとします。
ここにどんなものを置くかイメージしてみてください。
POINT① ライフステージで考える
乳幼児がいる場合
ベビーカーや外遊びグッズ、
買い物に頻繁に行けないので、
宅配スーパーを利用する場合はその宅配箱など
置きたいものが見えてきます。
ライフステージの中で、
このようなものを収納するのは一時的かもしれませんが、
シューズクロークがないと
玄関スペースが手狭になってしまいます。
生活しやすくするための収納計画としても、
保管場所を確保することは大切です。
子どもが中学生になり自転車通学となった場合
今度は雨具などの収納スペースが必要です。
パイプハンガーを付ければ、濡れた雨具をかけて乾かしたり
アウターを部屋に持ち込まなくて済むので便利です。
また、靴が好きで玄関の靴箱に収納しきれない場合は、
プランのようにシューズクロークに何足収納するのかを計画することも必要です。
POINT② ライフスタイルで考える
アウトドアが好きなご家庭の場合
ゴルフバッグやキャンプ道具などの収納に使えます。
特にキャンプ道具は場所をとるので、
シューズクロークがない場合は
外置きの物置が必要となるかもしれません。
シューズクロークといっても、収納するモノは人それぞれで、
住む人のライフステージやライフスタイルによって大きく変わってきます。
これからリフォームなどでシューズクロークを検討する場合は、
そこに何を置くか、何のために必要なのかをしっかり検討することが大切です。
シューズクロークで使えるおすすめ収納ボックス
①取手付き収納ボックス
取り出しやすい収納ボックスを活用しましょう。
ホワイト色のタイプは、空間をよりスッキリとした印象にしてくれます。
②キャスター付き収納
お子様の外遊びグッズなど、キャスターがあることで出し入れしやすくなります。
③万能に使える収納ボックス
※掲載商品は取材時点のものであり、現在取扱いをしていない場合があります。
***************************************************
【取材協力】株式会社SSS-Style-Plus
小堀 愛生さん、方尺 真美さん
(左)小堀 愛生(こぼり めぐみ)さん
株式会社SSS-Style-Plus 代表取締役 高校生と中学生と小学生の3児の母。
(社)サスティナブルライフ協会代表理事、(社)ハウスキーピング協会 整理収納コンサルタント、
(社)親・子の片づけ教育研究所 マスターインストラクター、認定子育てハッピーアドバイザー、
その他建築関係の資格も所有(二級建築士、インテリアコーディネーター他)
著書『子どもが片づけしたくなる104のアイディア』
(右)方尺 真美(ほうしゃくまみ)さん
新築収納アドバイザー、整理収納アドバイザー、インテリアコーディネーター、カラーコーディネーターなどの
資格を保有。3児のママ。「これからシューズクロークを設けたいとお考えの方は、
是非ご自身の生活スタイルにあった収納は何かを考えてみてください。
収納したいモノが決まってくると、棚板は何枚必要か、棚板の奥行きはどの程度必要か、と
具体的な収納計画をすることができ、より暮らしが楽になる収納スペースになりますよ。」