投稿日:2022.05.06
観葉植物のある暮らし
暮らしのヒント
コロナ禍でおうち時間が増える中、観葉植物の人気が急上昇しています。
比較的丈夫でお手入れも簡単なものが多いので、
今まで植物を育てたことがなくてもチャレンジしやすく
暖かくなったこの季節は、購入するにもおすすめです。
室内にいながら感じられる植物の息吹き、
グリーンの癒しを感じられる暮らし、始めてみませんか?
1植物の特徴に合わせた環境で育てよう
観葉植物と一言で言っても、それぞれに特徴があります。
日当たりが良い場所を好むものや、半日蔭を好むものなど、
それぞれの特徴にあった場所で育ててあげることが大切です。
とはいえ、大概の観葉植物は温度変化の少ない室内でしたら問題ありません。
2水やりは「土が乾いたらたっぷりと」が原則
植物を枯らしてしまう理由の8割は、水やりの失敗だとも言われています。
水やりは、土の表面が乾いたらと思っていませんか?
実は大切なのは土の中の水分なんです。
これは表面から確認するのは難しく、割りばしを差してみて湿り具合を確かめる方法がありますが
おすすめなのは「水やりチェッカー」です。
水やりチェッカー
土に差しておくだけで、
適切な水やりタイミングを
「色の変化」で教えてくれる優れもの。
価格もそれほど高価ではないので、
もう植物を枯らしたくない、という方は
一度使ってみるのをおすすめします。
土が乾いて水やりのタイミングになったら
鉢底からあふれるまで、たっぷりと水を与えるのが基本です。
土は常に湿っている状態だと、根腐れの原因に。
乾燥状態にすることも必要で、乾湿の繰り返しで根から水分・酸素・栄養を
吸い上げることができるのです。
3肥料のタイミング
観葉植物には、勢いよく成長する「生育期」と、成長が緩やかになる「休眠期」があります。
ほとんどの観葉植物は4〜9月が生育期、10〜3月が休眠期にあたり
生育期に肥料を与えると、大きく育てることができます。
ただし、たくさん与えればいい、というわけではないので
少な目から様子を見つつ、与える量は調整しましょう。
4人気の観葉植物
●ガジュマル
独特な形の、太い幹が特徴的で、丈夫で育てやすい。
別名「多幸の木」とも呼ばれ、風水では全体の運気UPだけでなく、金運に効果があると言われています。
日光を好みますが、真夏の直射日光に当てすぎると葉が焼けるので注意。
水分を好むので、生育期にはたっぷり水をあげましょう。
●モンステラ
独特の大きな葉が特徴的。
葉は生長するにつれ、縁から切れ込みが入ったり穴があき、独特な面白い姿になります。
ハワイでモンステラは神聖な植物とされ、魔除けの効果があるといわれているそう。
耐陰性があり、日当たりが悪い部屋でも育てることができます。
乾燥に強いため育て方が簡単で、ギフトにも人気です。
●マドカズラ
モンステラの仲間で、葉に窓のような穴が開いた植物です。
モンステラよりやや小型で、寒さに弱い性質があります。
●ユッカ
寒さに強いため、寒さが気になる地域や時期でも育てやすい事から初心者にも人気。
丈夫なことから「青年の木」と呼ばれることも。
●パキラ
乾燥、寒さ、日陰にも強いという丈夫な観葉植物。
寒さが苦手なので、日当たりが良く暖かい、風通しの良い場所に置きましょう。
「財発樹」や「マネーツリー」という別名があり金運に良いとされます。
●ポトス
つる性の観葉植物なので吊るして飾るとおしゃれな雰囲気に。
高温多湿の環境を好むため、明るい日陰に置いて水切れが起こらないようにしましょう。
●ゴムの木
種類が豊富にある「ゴムの木」。
ツヤのある肉質な美しい葉が特徴で人気の種類です。
成長が早いので、植え替えをこまめにすると大きく育ちます。
●エバーフレッシュ
オジギソウの様に、夜になると葉を閉じるので、一日の中でも変化を楽しむことが出来ます。
夫婦円満の象徴としても有名な品種です。
明るく半日陰の場所において、表土が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。
●ドラセナ
「幸福の木」とも呼ばれます。明るくした日陰で、比較的暖かいところがおすすめ。
表土が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。
●シュガーバイン
手のひら状の葉が特徴的です。
窓際のレースのカーテン越しなど、風通しが良い室内の明るい場所で育てましょう。
夏の暑い時期は、時々霧吹きでシュッと葉っぱに水分を吹きかけてあげるといいです。
●オーガスタ
バナナの葉のような葉を持ち、トロピカルムード満点でリゾート気分に浸れる観葉植物。
暑さ寒さに強く丈夫、直射日光が大好きです。春~秋は屋外で育てることもできます。
●ホヤ ハート
花言葉は『純愛、幸福が訪れる』と言い女性に大人気!
日光が当たる場所を好みますが、耐陰性もあるため、室内の日光が入る場所なら大丈夫です。
ただし、エアコンなどの風が直接当たらない場所に置きましょう。
水やりは月に1~2回でOK。
●多肉植物
種類豊富で、インテリア性抜群。
多肉ライフと呼ばれるほど、広く親しまれています。
サボテンやアロエも多肉植物の仲間です。
種類も多いですが、多くは寒さや暑さ、乾燥にも強く、
日当たりのよい場所を好みます。
ワンポイントアドバイス
室内に飾るときは、ぜひ鉢カバーを! インテリア性が高まりオシャレ度がUPします。
いろいろな種類がありますので、部屋の雰囲気に合わせてコーディネートしてみてください。
5元気がないな、と思ったら
「なんだか元気がないな、よし!水や栄養剤をたっぷりあげよう」
これは×! やってはいけないことです。
人間も、体調悪い時に「栄養があるから」とヘビーな食べ物を出されても食べられませんよね?
植物も同じです。元気がない時は休養が一番。何もせず、株を休ませてあげてください。
6何を買ったらいいかわからない、という人は
お店に行くときに、観葉植物を飾りたい場所の写真を撮っていきましょう。
部屋の環境や雰囲気に合ったものをアドバイスしてもらえます。
部屋全体をコーディネイトしてくれるお店もあるそうなので
新築やリフォームなどの際に、お願いしてみるのもいいかもしれませんね。
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【取材協力】
あとりえドリーム https://www.atelierdream.net/
国家認定のフローリストが多数在籍するフラワーショップ。
花卉の販売のほか、フラワーレッスンやウェディングフラワー、店舗の植栽、装飾なども手掛けるお店です。店舗2階には観葉植物を多数取り揃え、幅広い専門的な知識にもとづいたアドバイスなどももらえます。