投稿日:2020.05.26
夏野菜作りにチャレンジ!
ガーデニング
ガーデニング企画第2弾は、「夏野菜作りにチャレンジ!」です。
夏野菜にもいろいろありますが、比較的育てやすいものは、ナスやピーマン、トマト、唐辛子など。
今回は、育てやすさから小学校の観察教材にも採用されている「ミニトマト」を選びました。
育てやすいとはいえ、ただ植えておくだけでは美味しい実を収穫することはできません。
甘くて美味しい実をたくさん収穫できるコツも併せてご紹介します。
準備するもの
●野菜の苗(今回はミニトマト)
●培養土
●肥料(固形粒)、液体殺虫剤(殺菌剤混合のもの)
●支柱1本
●針金
●スコップ、手袋
今回は直径36㎝の鉢に植え込みます。
苗の選び方
「苗半作(なえはんさく)」という言葉もあるように、苗を選ぶ段階でその作物の収穫量が決まるといわれています。
良い苗の特長は、
・茎が太く、まっすぐ伸びている
・葉に厚みがあり、色が濃く、密集している。
・株元が安定しており、ぐらついていない など。
夏野菜の苗は4月ごろから店頭に並びます。
ナス・トマト・キュウリ・スイカなどはいつ植えても大丈夫ですが、
モロヘイヤ・バジル・オクラ・枝豆などは、気温が上がってくる5月以降が植え時です。
早すぎると苗がダメになってしまうこともあるので要注意。
【豆知識①】おススメは接木苗
苗には、種から育てられた「実生苗(みしょうなえ)」と、
病気に強い品種に接ぎ木をした「接木苗(つぎきなえ)」の二種類があります。
接木苗は、価格は高めですが、収穫期間が長く収穫量が増えるのでお勧めです。
また、野菜は同じ場所に2年続けて植える連作を嫌いますが、接木苗ならば連作も可能です。
苗を植える
①水はけを良くするため、軽石を敷く
②軽石が隠れる程度に培養土を入れる。
➂固形肥料を軽く1握り分均等に振り入れ、根に直接ふれないよう培養土で覆う。
【豆知識②】固形肥料の選び方
『花いっぱいの春を迎えよう』のページでもご紹介しましたが、
肥料の成分表示は「N(窒素)」「P(リン酸)」「K(カリウム)」で表示されており、
観葉植物など葉を茂らせたい時は「N」が多いもの、花や実をつけさせたいときには「P」が多いもの
大根などの根野菜など根の部分に栄養を与えたい場合は「K」が多いものを選ぶことで効果が得られます。
特に野菜に与える場合は、3つの成分すべて10以上でないと効果が期待できません。
今回はすべての数字が10以上、Pを表す真ん中の数字が特に高いものを選びます。
④苗を置き、周りに培養土を敷き詰める。
⑤しっかりと土の表面を抑える。
⑥最後に、鉢の下から水が出てくるくらいまで、たっぷりの水を与え、液体殺虫剤(殺菌剤混合のものが良い)をスプレーしておく。虫が出る前に予防を!
※苗が成長してきたら支柱を立てる。
支柱に茎を固定する際は、ギュッと縛り付けるのではなく、茎の成長を考え余裕を持たせる。
【豆知識➂】甘い実をたくさん付けさせるコツ
成長してくると、枝分かれした茎と茎の間に、脇芽が出てきます。これを切り落とします。
(脇目をそのままにしておくと、栄養分が取られてしまうため)
【豆知識④】追肥
・ミニトマトは、花がたくさん付いてきたら肥料を一握り、茎の周りにまきます。
・ナスなどは、実を収穫する度に、毎日のように追肥してあげると、次々と実がなります。
【取材協力】有限会社 うつのみや緑花木センター
うつのみや緑花木センターには、季節ごとにたくさんの種類の苗が入荷します。
専門店でしか買えない肥料なども手に入ります。
プロからアドバイスももらえますので、ぜひ気軽に出かけてみてくださいね。