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暮らしコラム

投稿日:2023.11.29

大掃除豆知識 ~洗剤の使い分け~

住まいのお手入れ

12月に入り、いよいよ年末ムードになってきました。
この時期になると気になるのが大掃除。
年末の忙しい時期、できれば時間も手間もかけず、サッときれいにしたいものですよね。

そこで大切なのが、洗剤選び。
今では100円均一ショップでも、さまざまな掃除用洗剤が並んでいます。
でも、いざ買う時になるとどれを手に取っていいのか迷いませんか?

今回は、そんな方に洗剤の豆知識をご紹介します。
どんな汚れにどの洗剤を使うのが有効か、などぜひ参考にしてください。

洗剤の種類

洗剤には、酸性・中性・アルカリ性のものがあり
それぞれ得意とする汚れがあります。
一般的に日常的な軽い汚れなら中性洗剤で落とせますが
大掃除のように、ためてしまった頑固な汚れ取りの場合は
酸性・アルカリ性の洗剤を選んで使う方が、効率的に汚れを落とすことができます。

【酸性洗剤が得意な汚れ】
水垢、カルキの付着、便器の汚れ など

【アルカリ性洗剤が得意な汚れ】
油汚れ、手垢、皮脂汚れ、石鹸カス、湯垢、食べこぼし など

※石鹸カスは、浴室だけではなく、ハンドソープを使う洗面台やシンクにも付着します。
 水分を含んで、柔らかくヌルヌルする汚れについては、アルカリ性洗剤が効果的です。

シンクの水垢には酸性洗剤
シンクの水垢には酸性洗剤
皮脂汚れ、湯垢にはアルカリ性洗剤
皮脂汚れ、湯垢にはアルカリ性洗剤

洗剤容器に記載されている
商品の表示をチェックして
自分が落としたい汚れに合わせて
選びましょう。

使う時の注意点

●洗剤の中には、使用してしまうと品物自体を傷めてしまうものもあります。
 木、革、布、プラスチックなどは要注意!
 使えないものの表記を確認してから購入しましょう。

●洗剤によっては、混ぜてしまうと化学反応を起こして有毒ガスが発生する場合があります。
 洗剤同士は混ぜず、もし混ぜる必要がある場合は注意事項をチェックし、安全性を確保してから行ってください。

●洗剤容器に「まぜるな危険」と表記されている洗剤は、絶対に混ぜないこと!
 例えば、塩素系洗剤(ブリーチ・ハイター・カビキラーなど)と、
 酸性洗剤(酸ポール・クエン酸・レモン・酢など)が接触すると塩素ガス(有毒)が発生します。

カーペット、木製家具、革製ソファなど要注意
カーペット、木製家具、革製ソファなど要注意
洗剤を混ぜる時は細心の注意を!
洗剤を混ぜる時は細心の注意を!

お風呂場の汚れにおススメは「重曹水」

重曹は水に溶けにくく、お湯に溶けやすい性質を持っています。
重曹水にしても細かい粒子が残っており、
研磨機能や、こびり付きを剥がす発砲作用もあるため、
鍋などの焦げ付きや、シンクの水垢などをはがして落とすクレンザーとして使用できます。

重曹の粉をそのまま研磨剤として使用する場合は、
使用後、十分な洗い流しやすすぎをおすすめします。

※重曹の粉が金属部分に残ってしまうと、洗剤焼けを起こす場合があります。

また、風呂の残り湯に重曹を混ぜ、
そこに椅子やおもちゃ、洗面器などを付け置きするのもおすすめ。
カビのエサとなる酸性汚れも重曹が分解してくれるので、カビ予防になります。

重曹水は、弱アルカリ性で
環境にも人にも優しいです。
浴室の皮脂や湯垢、
石鹸カス、ピンクぬめり
などの汚れにも効果抜群。

キッチン回りの汚れにおススメは「セスキ水」

弱アルカリ性で、重曹水よりもアルカリ度が高く、油汚れには強いので、
換気扇の掃除や、キッチン廻りの油汚れ、衣類の染み抜きなどが得意です。
アルミ・銅・白木・大理石・畳等の天然素材やアルカリに弱い素材には使用できません。
手肌への負担も大きくなるので、使用するときは手袋をするのがおすすめです。

消臭剤としても使用ができ、
布に吹きかけクッションを拭いたり、
生ごみ入れに吹きかけるなどすると臭いを中和してくれます。

また、ドアノブやスイッチプレートの汚れ取りなど
手垢落としにも最適です。

消臭剤としても使えます
消臭剤としても使えます
雑巾などに吹きかけて拭きます
雑巾などに吹きかけて拭きます

日常の汚れにおススメは「アルカリ電解水」

アルカリ電解水は、元々は水です。
水を電気分解して水に含まれる成分の中から、
アルカリの性質をもつ成分を取り出したものが強アルカリ性の洗剤です。
油汚れや食べこぼし、手垢や皮脂、血液など、日常の汚れ落としが得意で、除菌もできます。

※温めて使うと電解水の洗浄力がUPします。
 おすすめは、電解水を60度前後のお湯で10倍に薄め床を拭き上げる方法。スッキリしますよ。

※市販で売られている電解水の中は、濃度に差があり
 生成する工程に「塩」や「苛性ソーダ」を使った製品も見受けられます。
 その場合、塩化物が残留し、肌荒れや金属腐食のリスクが高まりますので注意が必要です。
 購入する際は、成分表をよく確認した上で購入してください。

粘膜への刺激も強いので
長時間使用するときは手袋がおすすめ。
口や目などに入らないように注意しましょう。

また、水に塗れると困るもの、革製品などは
シミになってしまう可能性があるので避けましょう。
テレビモニターや眼鏡など
クリアコーティングされているもの、
ニス塗りの家具、宝石などは、
コーティングが取れてしまう可能性があるので要注意。

電子レンジの掃除
電子レンジの掃除
冷蔵庫の拭き掃除にも
冷蔵庫の拭き掃除にも

水から作られているものなので、
電子レンジなど、食べ物を扱うものの掃除にも安全に使えます。
お子様やペットがいるご家庭の掃除にはぴったりです。

冷蔵庫の中など、水洗いができない場所でのお掃除にもおすすめ。
レンジフードの油膜などもスルスルと落とせるので、お掃除が楽しくなりますよ!


【重曹・セスキ水・アルカリ電解水の違う点】
①汚れを落とす力は、アルカリ電解水が一番強く、次いでセスキ水→重曹になります。
②重曹水やセスキ水は2度拭きが必要ですが、アルカリ電解水は2度拭きが不要です。

水回り掃除におススメは「クエン酸」

水200mlに、クエン酸小さじ1程度を目安に加えて作ります。
酸性の洗剤で、キッチンや風呂の水垢、トイレの尿石など水回りの汚れに効果があります。
白く固まってしまった頑固な水垢落としにも向いています。

魚の生臭いニオイやまな板、シンクなどの気になる臭いには、
スプレーをして5分ほど置いて洗い流しましょう。

浴室の鏡や蛇口などの汚れは、クエン酸を吹きかけ、こすり洗いをして
シャワーで洗い流したら乾拭きをしましょう。

※スプレーボトルで使用するとむせてしまうことがあるので、体から距離をとってスプレーしましょう。
 洗面器やバケツに作って使うのもおすすめ。

※作ってから2週間程度で使い切りましょう。

臭いの元のアンモニアがアルカリ性なので、 酸性のクエン酸が臭い消しとしても活躍
臭いの元のアンモニアがアルカリ性なので、 酸性のクエン酸が臭い消しとしても活躍
蛇口の汚れはクエン酸を吹きかけてこすり洗い
蛇口の汚れはクエン酸を吹きかけてこすり洗い

【注意】
※すすぎはしっかり行ってください!
※クエン酸は塩素系漂白剤と混ぜると有毒ガスが発生します。
 また、大理石や金属に使うと変色やサビの原因となることがあります。

 電気ケトルの内部に付いた汚れも、
 クエン酸で落とせます。
 満タンの水にクエン酸を小さじ1入れ
 沸騰させた後、1時間放置し洗い流します。

 こまめなお手入れがおすすめ!

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たくさんの種類の洗剤を揃えるのは大変かもしれませんが
100円均一などでお金をかけずに揃えることもできますので、
大掃除のために準備しても良いかもしれませんね。
ストレスなく、汚れがみるみる落ちたら掃除にハマってしまうかも?

そして、いろいろ試してもどうしても落ちない汚れは、
無理をして素材に傷をつけてしまう前に、プロの力を借りましょう。


【お掃除アドバイス】
①洗剤は乾いてしまうと効果が激減・変色の原因にもなります。洗える範囲内で洗剤を使いましょう。
②汚れは、洗剤をかけてすぐには落ちないものです。1分程度待ってからこすりましょう!
③一度では落ちない強度の汚れは、数回に分けてトライすることをおすすめします。

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【記事監修】マルヤハウスクリーニング
JHAビジネススクール栃木校 校長 浦野 清美 さん

洗剤を上手に使うことでお掃除の質がグンと上がります。
今回ご紹介した豆知識を活用して、楽しく大掃除に取り組んでください。そして落としきれない汚れはマルヤで承りますので、ぜひご利用ください。
マルヤハウスクリーニング:TEL 0120-020-382