投稿日:2023.02.22
火災保険を学ぼう
保険・お金
「火災保険?もちろん入ってます」と皆さん思っていらっしゃると思いますが
ご自分の保険の内容、きちんと把握していますか?
火災保険に関するあれこれを、今回は取材してきました。
何がどのくらい補償されているのか?
万が一の時、十分な補償となっているのか?
この機会に、ご自身が加入している保険を見直してみてくださいね。
補償内容を確認してみよう
まずはご自身の火災保険について、補償内容を確認してみましょう。
ここでは、個人の住宅の火災保険についてみていきます。
火災保険では、
・火災、落雷、破裂、爆発:火災・落雷・爆発などによる被害の補償
・風災・ひょう災・雪災:台風・強風・ひょうや雪による被害の補償
・水災:台風・豪雨等により、床上浸水、地盤面より45㎝を超える浸水、
または損害割合が30%以上の被害を受けた場合の補償
などの自然災害のほか
・盗難・水濡れ:屋根からの泥棒・水漏れなどによる盗難
・破損:うっかり建物や家財を破損・汚損してしまった時の補償
・地震:地震による倒壊・火災・津波による流失などの補償
などの補償があります。
(上記は補償内容の一例です。ご自身の補償内容については保険証書やご加入の保険会社HPのマイページ等でご確認ください。)
これらの補償の中で注目は破損リスクの補償。
うっかり窓を割ってしまった、テレビを落として壊してしまったなど
故意ではない事象によって起こった建物や家財の破損や汚損について補償がされています。
小さなお子さんがいるご家庭などは、お世話になることもありそうですね。
また、盗難の補償では、
敷地内にある動産が補償されるので、置き配してもらった宅配便の荷物の盗難や
自転車置き場に置いてあった自転車の盗難なども補償の対象となる可能性があります。
(ただし、スマートフォンやノートパソコンなどの携帯できる電子機器等は対象外になる可能性があります。)
火災保険というと、建物についての補償というイメージもありますが
建物以外にも補償対象となっているものがあるのでチェックしておきましょう。
自己負担額について
住宅の火災保険は、多くの保険会社で2022年10月に改定があり、
破損のリスクの自己負担額が5万円に引き上げられました。
保険期間の途中で自己負担額が引き上げられることはありませんが、
これ以降に更新を行った場合や、新しく加入した場合には自己負担額にご注意ください。
また、保険料を安くするために、火災や風災など破損以外の補償に
自己負担額を設定するパターンもありますが、
いざ保険を使う時に困らないよう設定しましょう。
補償事例
これまで実際に火災保険を使って「助かった!」という
お客様の声を教えていただきました。
01 落雷
家に雷が落ちて、家電に被害が出た → 全額補償となり買い替えることができました
02 床上浸水
近くの河川が氾濫。床上浸水してしまった → 約1,500万円が支払われ生活再建ができました
03台風
台風による強風で屋根が一部壊れてしまった → 約200万円の補償が出ました。
04 空き巣
留守中に窓ガラスを割られ、家の中の機材が盗まれた → 約30万円が補償されました
05 破損
模様替えの途中、家具を壁にぶつけてしまい
穴が開いてしまった
子どもがオモチャをぶつけて
テレビが壊れてしまった
→ 適宜補償が出ました
さまざまな場面で、本当に困ったとき、
皆さん保険の補償で助かっているようです。
※上記はあくまで一例です。
同様の被害の場合のお支払い金額を断定するものではありません。
保険に加入するときには、必ず説明を受け、契約内容についての確認書も受け取りますが
忙しい日々の中で、きちんと把握しないまま加入していたり
年月が経つにつれ、補償内容を忘れてしまったりします。
基本のプランに加えて、付けておいたら安心の特約などもあり、
それぞれのご家庭の状況によって、必要なもの、支払える金額なども違ってきます。
時々は、自分がどんな補償を受けられるのか、確認して見直してみることも必要ですね。
取材協力
グランディハウス㈱ お客様サポート部
(右)阿久根 浩 さん
(左)小林 紅葉 さん
電話番号:028-650-7799
営業時間:平日9:00~17:30