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暮らしコラム

投稿日:2021.09.07

防災について考えよう

防災・安全

あっては欲しくないですが、いつどこで起こるかわからないのが自然災害。
自分が遭遇してしまった時、ほんのちょっとの備えの差で命が助かるかもしれません。
9月1日は防災の日でしたが、水害はこれからの時期に多く発生しています。
この機会に、家族で防災についてあらためて考えてみませんか?

大雨への備え

ここ数年「数十年に一度の大雨」が毎年起きています。
川の氾濫や市街地の浸水など、これまでにない規模での災害も多くみられます。
まずは台風などの大雨による水害への備えについて考えます。

普段から備えておくこと

●自宅から避難場所までの安全な経路を家族で確認しておきましょう。
市町村で作られているハザードマップを確認し、安全に避難できる経路を確認します。一度、徒歩で道のりを確認し、側溝の位置など確認しておくといいでしょう。
●家の雨どいや側溝の掃除。
水がスムーズに流れるようにしておくことで浸水を防げます。
●強風に備えて、窓や雨戸のガタツキなどは修理しておきましょう。
●非常持出袋を準備しておきましょう。
ヘッドライトやレインコート、ラジオなど、それぞれの家族に合わせて必要最低限のものを準備しておきます。

大雨が近づいたら…

●不要不急の外出はしない。
●植木鉢や物干し竿などは飛ばされない場所に移動するか、屋内にしまう。
●飲料水や生活用水を確保する。(浴槽に水を張るなど)
●窓や雨戸を施錠する。
●情報を常に確認し、避難所や安全な場所にある親戚・知人宅、家の2階など、状況に合わせて早めに避難する。

浸水してしまう可能性が出てきたら

●家財道具を高い場所に移す。
●流し台や風呂、トイレなどの排水溝を水のうで塞ぐ。
(水の逆流を防ぐ)
●戸じまりを確認し、すみやかに避難する。


避難で大切なのは『暗くなる前に、天候が悪化する前に、浸水する前に』という3つの「前に」。100回避難して何もなくても、101回目も必ず避難してください。
予行練習だと思って、何度でも身を守る行動を取りましょう。

避難するときは…

避難するときは歩きなれたスニーカーで
避難するときは歩きなれたスニーカーで
車を使っての避難は止めましょう
車を使っての避難は止めましょう

●避難時は動きやすい服装で、必要最小限の荷物だけ持ち、必ず2人以上で移動しましょう。
 靴はスニーカー。長靴は水が中に入ると脱げてしまうため厳禁です。
●リュックなどにホイッスルをつけておきましょう。
 自分の居場所をほかの人に知らせるのに役立ちます。
●戸締りをし、通電火災を防ぐため、電源ブレーカーを落として避難しましょう。
●傘は差さず杖として使います。
 側溝やマンホールに落ちないよう、傘で路面を確認しながら歩くと安全です。
●近所に残っている人がいたら、声をかけ一緒に避難します。
●車や自転車で避難しないようにします。
 危険であるだけでなく、避難所運営や緊急車両の妨げになるからです。
●水量を確認しましょう。
 歩行可能な水深は50㎝と言われますが、流れがある場合は20㎝でも危険です。

地震が起きたら

次に地震が起きた際の心得です。
大きな揺れを感じたら、まずは身を守る行動を。
以前は「まずは火を消す」と言われていましたが、
現代ではほとんどの機器が大きな揺れを感じると自動的に消火されるようになっています。
慌てて火を消しに行かないでください。動くことが危険です。

揺れが収まったら、
①家のドアを開け、避難経路を確保します。
②次の余震がくる前に、火の元を確認し、安全を確認しながら外に出ます。
③山や崖などが近くにある場合は、できるだけ離れましょう。

竜巻が起きたら

竜巻が来る前には以下のようなサインがあります。
・真っ黒い雲の底がろうと状に垂れ下がる
・物やごみなどが巻き上げられ、飛んでいる
・“ゴー”という音がする
・気圧変化により耳に異常を感じる

これらのことを感じたら、すぐに避難を開始しましょう。

家の中にいる場合は
・窓やカーテンを閉め、離れます。
・1階の窓のない部屋(トイレや階段下の収納など柱が狭い間隔で入っているような空間)に避難します。
・丈夫な机やテーブルなどの下などに入り身を小さくして頭を守りましょう。

外にいる場合は、地面に伏せ頭を守る行動を。
近くに建物があれば、できるだけ頑丈な建物の中に避難します。

普段からできること

●緊急時用に最低3日分、可能なら1週間程度分の生活物資の保管
 水や食料、トイレットペーパー、オムツ、粉ミルクなど、家族に必要なものを備えておきましょう。
 公的支援が遅れる場合もあること、ライフラインが機能しなくなり、
 スーパーやコンビニなどでの物資の調達が困難になることも考えられるからです。

ローリングストック方式

食料品は特別なものを用意しなくても大丈夫。
レトルト食品や個包装の菓子などを常備しておき
3か月に1度など定期的に日常食として食べ、また新しいものを補充する方法でも十分です。
水がなくても食べやすいドライフルーツや、栄養価の高い干しブドウが入ったクッキー、
一口羊羹、個包装チョコレートなどがおすすめです。
特別にバックなどに詰めておかなくても、食品庫の一角に日常で食べてもいいものとして保管しておけば
場所も取らず、気軽に取り組めるのではないでしょうか?

あると便利な避難グッズ

●ヘッドライト
夜間の移動時に両手が使えます。登山用などでOK
●サランラップ
食器に敷いて使えば洗い物が減り水が節約できます。
傷口に巻いて圧迫止血をしたり、包帯の代わりとしても使えます。
●ウエットティッシュ
水が出ないときはあると便利。
●眼鏡
コンタクトを使っている人も、災害時には保存液などが入手困難になるため、眼鏡必須です。
●ビニール袋
小さいものでいいので、何枚かあると便利。手袋の代わりにも使えます。

おすすめ防災グッズ

家具の転倒防止具の取り付けや、ガラス飛散防止フィルムを張るなど
少しずつ取り組んでいけると家の中で安心が得られます。
特別なものを購入しなくても、例えばタンスの上の空きスペースに空の段ボール箱を組み合わせて置き
隙間を埋めることでも転倒防止効果があります。
中に物を入れたくなりますが、重くなると落ちてきたときに危険なので空き箱で行ってください。
食器棚に食器が滑らないシートを敷くなど、少しずつできることからやっておくといいでしょう。

転倒防止突っ張り棒
転倒防止突っ張り棒
家具の下に敷くことで転倒を防止する「転倒防止安定板」
家具の下に敷くことで転倒を防止する「転倒防止安定板」
耐震BOX
耐震BOX
タンスの上の空きスペースに設置する耐震BOX。同じような段ボール箱でもOK
タンスの上の空きスペースに設置する耐震BOX。同じような段ボール箱でもOK
カセットボンベで動く発電機
カセットボンベで動く発電機
非常食も多種多様になっています
非常食も多種多様になっています
保存技術の進歩でなんと7年という長期保存ができる非常食もあります。
保存技術の進歩でなんと7年という長期保存ができる非常食もあります。
いつも食べているお菓子でも非常食用があります。避難所でもいつものお菓子があるとお子さんは気持ちが落ち着き安心できますね。
いつも食べているお菓子でも非常食用があります。避難所でもいつものお菓子があるとお子さんは気持ちが落ち着き安心できますね。

【取材協力】
栃木県防災館 駒田 文雄 館長

栃木県防災館は、宇都宮市にある地震・火災・大雨・大風などの災害を疑似体験できる施設です。いざというとき役立つ情報がたくさんあり、県内外から多くの方が訪れています。予約なしで利用できるので、家族で防災について楽しく学びに出かけてみては?
【栃木県防災館】
宇都宮市中里町248 TEL:028-674-4843  http://www.t-bousaikan.jp/